
仮想通貨の納税額の確定をするために、各取引所の取引履歴が必要となります。
この記事では、仮想通貨取引所Binance(バイナンス)で、確定申告時に必要になる取引履歴をダウンロードする方法をまとめました。
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海外取引所の取引履歴データについて
取引履歴データは、税金の損益計算や確定申告に使用します。
国内取引所については、年間取引報告書という、税金計算を簡単にするための簡易的な報告書が存在しますが、海外取引所ではこの報告書をダウンロードすることはできません。
仮想通貨の海外取引所を利用したユーザーは、それぞれの取引所から取引履歴データを取得し、そのデータを元にして、「移動平均法」もしくは「総平均法」で損益計算をすることになります。
詳しくは以下の国税庁Webページを参照ください。
Binance(バイナンス)で取引履歴をダウンロードする方法
Binance(バイナンス)で取引履歴をダウンロードする方法を紹介します。
Binance(バイナンス)公式サイトにログインすると、以下のような画面になるので、右上の「アカウントボタン」をクリックします。
アカウントメニューが出てくるので、「Trade History」をクリックします。
取引履歴画面が表示されるので、「Export complete trade history」をクリックします。
以下のようなポップアップが現れるので、「Custom」をクリックして期間を指定し、「OK」をクリックするとダウンロードになります。ただし、期間は3ヶ月までしか選択できません。
ダウンロードファイルはエクセルファイルになっています。開くと、以下のような形式になっている事が確認できます。
一度にダウンロードできるデータは3ヶ月分までなので、1年分を取得する場合は、期間設定を変更して何度か繰り返してください。
Binance(バイナンス)で入出金履歴をダウンロードする方法
続いて、入出金履歴をダウンロードする方法です。
アカウント画面から、「Wallet」を選択→「Deposit & Withdrawal History」を選択→Depositを選択すると、以下のような画面になります。「Export Deposit History」をクリックすることで、入金履歴をダウンロードできます。
入金履歴はcsvファイルになっており、エクセルなどで開くと以下のような形式になっているのが確認できます。
出金履歴をダウンロードする場合は、入出金履歴画面で「Withdrawals」を選択し、「Export Withdrawals History」をクリックすることでダウンロードできます。
出金履歴はcsvファイルになっており、エクセルなどで開くと以下のような形式になっているのが確認できます。
Binance(バイナンス)で配布履歴(エアドロップなど)を取得する方法
バイナンスでは取引所主導でのエアドロップイベントなどが開催されており、エアドロップされたトークンなどの履歴を確認することができます。
Wallet画面から、「Distribution History」を選択することで、履歴を表示できますので、選択→コピー→エクセルなどに貼り付けとすることで履歴を取得できます。
Binance(バイナンス)でBNB交換履歴を取得する方法
バイナンスでは、少額のトークンを、バイナンスの取引所トークンであるBNBに交換できる機能があり、この機能を使って交換した取引については、別途履歴を取得する必要があります。
ウォレット画面から、「Balance」を選択→「Convert to Binance Coin」を選択します。
少額の仮想通貨をBNBに交換する画面が表示されますので、「Conversion History」をクリックします。
BNB交換履歴が表示されますので、選択→コピー→エクセルなどに貼り付け、とすることで履歴を取得することができます。
仮想通貨の利益計算が終わったら
仮想通貨の利益計算が終わったら、計算結果を経費などと合わせて確定申告書に記入し、確定申告を行うこととなります。
確定申告でお悩みがある場合や、税金対策・節税を検討している場合は、問い合わせフォームからお気軽に相談ください。