
仮想通貨の納税額の確定をするために、各取引所の取引履歴が必要となります。
この記事では、仮想通貨取引所コインチェックで、取引履歴と年間取引報告書をダウンロードする方法をまとめました。
※2019年7月現在、コインチェックは年間取引報告書のダウンロードに対応していません。2019年の年間取引報告書についても、対応の予定がないとのことです。
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取引履歴と年間取引報告書の使い分けについて
取引履歴と年間取引報告書は、税金の損益計算や確定申告に使用します。
それぞれの違いは、仮想通貨の利益を移動平均法で計算するか、総平均法で計算するかという違いがあります。
- 取引履歴:移動平均法で利益計算する場合に使用。取引の利益を正確に把握できるが、計算がややこしい
- 年間取引報告書:総平均法で利益計算する場合に使用。計算は非常に簡単だが、計算結果は正確なものではない可能性もある
移動平均法、総平均法のどちらで算出した利益金額でも、確定申告に利用することができますので、好みに応じて取引履歴をダウンロードし、計算すれば良いです。
年間取引報告書は、納税者が個人でも簡単に利益計算を行えるように考案されたもので、計算用のエクセルファイルも公開されています。
詳しくは以下の国税庁Webページを参照ください。
Coincheck(コインチェック)で取引履歴をダウンロードする方法
コインチェックで取引履歴をダウンロードする方法を紹介します。
取引履歴(現物取引)をダウンロードする方法
コインチェック公式サイトにログインすると、以下のような画面が表示されます。
左側のメニューから、アカウントタブを選択→取引履歴→履歴をダウンロードする年を選択し、「ファイル作成」をクリックと進みます。
すると、ファイル作成と書かれていた部分が「ダウンロード」に変化します。「ダウンロード」をクリックすると、取引履歴のダウンロードが始まります。
ダウンロードが完了すると、ダウンロードした項目の隣にチェックマークが表示されます。
ダウンロードファイルを解凍すると、CSVファイルになっています。マイクロソフトエクセルなどで開くと、以下のような形式になっている事が確認できます。
コインチェックでダウンロードした取引履歴には、入出金情報なども含まれるため、入出金履歴を別にダウンロードする必要はありません。
レバレッジ取引の履歴をダウンロードする方法
レバレッジ取引を行ったことがある場合には、取引履歴画面を下にスクロールすることで、「レバレッジ取引の履歴」を確認することができます。
レバレッジ取引の履歴は、年ごとの全履歴をCSVファイルでダウンロードすることができます。
仮想通貨の貸出履歴をダウンロードする方法
コインチェックの「貸仮想通貨」で取引がある場合、以下のように貸出履歴をダウンロードする必要があります。
まず、右上メニューの「取引アカウント」をクリックします。
各アカウントが表示されるので、「貸仮想通貨アカウント」をクリックします。
貸仮想通貨のページが表示されるので、左側メニューから「コインを貸す」をクリックします。
ページを下にスクロールすると、貸出履歴が表示されています。CSVファイルをダウンロードすることができます。
Coincheck(コインチェック)では年間取引報告書はダウンロードできない
2020年3月現在、コインチェックは年間取引報告書のダウンロードに対応していません。
仮想通貨の利益計算が終わったら
仮想通貨の利益計算が終わったら、計算結果を経費などと合わせて確定申告書に記入し、確定申告を行うこととなります。
確定申告でお悩みがある場合や、税金対策・節税を検討している場合は、問い合わせフォームからお気軽に相談ください。